「いやぁ、女の子が入部してくれるとはね~」
ネクタイの色から、先輩だと思われる彼は、ニコニコしながらそう話す。
私は新しい高校で、部活を決めるために体験入部をしていたはずなのだが、この人の中ではいつの間にか入部することになっているらしい。
多分この先輩、話通じない人だと思う。
「玲君、いきなりベタベタしすぎですよ…」
先程から、頭を撫でたり手を握ったりしてきていた玲君とやらを、優しく窘めたのはメガネの男の子。
目が合うと彼は、優しく微笑んでくれた。
小さい子供のような可愛い顔立ちをしている。
「まずは自己紹介からだね!
俺は香坂玲(こうさか れん)だよ!3年2組!そして部長!」
ゲームが一番上手なのも俺!と、胸を張る先程の先輩。
メガネの男の子が部長だと思ってた…
「俺は清水祐也(しみず ゆうや)。
副部長で、部長と同じクラスだよ。」
メガネの男の子は清水先輩といって、副部長らしい。
正直、高坂玲先輩より部長っぽい。
「えーっと…部員は2人だけなんですか?」
あまり広くはない部室を見渡すが、他に人がいるようには見えない。
「いいや、他にもいるんだけど…今日は来てないみたいだねー…」
困った顔で清水先輩が言った。
いわゆる幽霊部員ってやつですね、わかります。
しかし、可愛い清水先輩にそんな顔させるとは…けしからんですね!!
「次は君の番だよ!自己紹介!」
元気よく香坂先輩が言った。
いや、この場では香坂部長か。
「佐倉千夏(さくら ちなつ)です。
クラスは1年1組です!」
「いい自己紹介だね!ゲームだったらExcellentだ!!」
そう言って香坂部長は満足そうに頷いた。
強制だったけど、ゲーム部に入部するのも楽しそうだと思った。
「それじゃあ、改めて!」
「ゲーム部へ、ようこそ!」
ネクタイの色から、先輩だと思われる彼は、ニコニコしながらそう話す。
私は新しい高校で、部活を決めるために体験入部をしていたはずなのだが、この人の中ではいつの間にか入部することになっているらしい。
多分この先輩、話通じない人だと思う。
「玲君、いきなりベタベタしすぎですよ…」
先程から、頭を撫でたり手を握ったりしてきていた玲君とやらを、優しく窘めたのはメガネの男の子。
目が合うと彼は、優しく微笑んでくれた。
小さい子供のような可愛い顔立ちをしている。
「まずは自己紹介からだね!
俺は香坂玲(こうさか れん)だよ!3年2組!そして部長!」
ゲームが一番上手なのも俺!と、胸を張る先程の先輩。
メガネの男の子が部長だと思ってた…
「俺は清水祐也(しみず ゆうや)。
副部長で、部長と同じクラスだよ。」
メガネの男の子は清水先輩といって、副部長らしい。
正直、高坂玲先輩より部長っぽい。
「えーっと…部員は2人だけなんですか?」
あまり広くはない部室を見渡すが、他に人がいるようには見えない。
「いいや、他にもいるんだけど…今日は来てないみたいだねー…」
困った顔で清水先輩が言った。
いわゆる幽霊部員ってやつですね、わかります。
しかし、可愛い清水先輩にそんな顔させるとは…けしからんですね!!
「次は君の番だよ!自己紹介!」
元気よく香坂先輩が言った。
いや、この場では香坂部長か。
「佐倉千夏(さくら ちなつ)です。
クラスは1年1組です!」
「いい自己紹介だね!ゲームだったらExcellentだ!!」
そう言って香坂部長は満足そうに頷いた。
強制だったけど、ゲーム部に入部するのも楽しそうだと思った。
「それじゃあ、改めて!」
「ゲーム部へ、ようこそ!」