お願い、わたしを離さないで。





「じゃあはっきり言わせてもらういますけど、僕、さっき警察に通報したので、もうすぐお迎えがくるんじゃないですか?お巡りさんとでもデートして来たらどうですか?」


またまた優しい声と笑顔でメシア様が言って、男の手を掴む力を強めた。




力が強かったのか、男が顔を歪め、わたしの手を離す。


「いっ…つ!は、はあ??なに言ってんだよ!!こっちはなんも悪いことしてねえんだよ!」


「彼女の証言があれば少なくとも、お巡りさんとのデートは確実だと思いますよ?」


慌てる男にメシア様がとどめをさす。