ピンポーン。

「あ、お兄ちゃん達!」

来たのは、俺が事故に遭う前に属していた暴走族・冰凌の仲間だった。そして一緒に幹部をやっていたユウキは樹の兄貴。

「達也、久し振り。元気だったか?」

「ああ。てか兄貴いんの?」

「ああ。瑛太、こっちに来い」

俺と兄貴の瑛太は不仲だ。