そして、マサフミは表舞台から姿を消すことになる。


「マサフミ、長い間お疲れ様でした」

「うん。ありがとう」

「でも、家にいれることが増えそうね」


「そうだな。あ、そうだ…咲子?」

「ん?」

「結婚してくれてありがとう」

「え?」


その日は2人の結婚記念日だった。



そして、その2人の後ろには、「永遠の詩」を聞きながらお絵描きをする愛娘、紗菜の姿があった。







【おわり】