チィ君が若菜さんと別れて約一年後。
チィ君に告白されて私たちは付き合い始めた。


「今さらかもしれないし、ふざけんなって思うかもしれない。それでも俺、真弥が好きだよ」

「え?」

「いつも真弥が側にいてくれる。そう思うだけですっごい幸せな気分になれる。俺、本気で真弥が好きです」


その優しい笑顔が私のものになった日。
私は嬉しくて泣いた。








「チィ君、私ね誓うよ」

「え?」

「チィ君に誓います。私、真弥は一生、チィ君だけを愛し抜きます」

「真弥、いきなり…」

「好きです。だから、チィ君はずっと私の隣りにいて欲しい」


歌を聞いて完ぺきに感化された。
でも、気持ちを伝えるのは時も場所も関係ないと思う。

私はチィ君が大好きだ。

そう思ったときに、ただそれを伝える。


「真弥、あのね?」


チィ君の少しくらい表情に、不安が過ぎる。
女の勘、とでもいうのかすごく嫌な予感がした。


「ずっと言おうと思ってたんだけど…」