そんなこんなで私たちはそれっきり話すことはなくなっていた。



そして今日




「––––これで終わります。平成...」



そう。





今日は卒業式




あれきり話すことはなくて





いつの間にかに時が過ぎてしまった





「おめでとうございます!」




なんて部の後輩たちが言ってくれて





あぁ。卒業なんだなって実感した





後悔ない?って言われれば





もちろん




あるって答える




「もっと話しておけば良かった」




なんて後悔が残る




これもこれで運命なんて考える事も当たり前になってしまってた




ふとした時に視線を感じた




だけど私は気づかないフリをして。




それからは部の後輩たちと喋ったりして








私は今日卒業した–––––。