そして放課後




玄関に行くと





「月!一緒に帰ろう」



とりひとくんがやってきた



よし!ここはひとまず


「いいよ。行こう?」


「!?おう」



どうだ!これが年上だ!



歩いていると



「月〜今日なんか変だね」

「へ、変!?」

「うん。熱でもあんの?」


なんていったと思ったらほっぺたを両手で挟まれてしまった


当の私はというと


「$○3♪\76♪>7!?」


そりゃこーなるわけで。



りひとくんはハハハッなんて笑ってるし


「熱はなさそうだね?」

「元からないし..」


にしても手を離してくれない


「あのー..手を離してもらえませんか?」

「んー。やだ?」


ん?そのハテナはなんだ?

「お願いだから...」

「じゃあ、りひとって呼んで?」

「え、えーと...」

「言わないとチューするよ?」


なんて言われたから仕方なく


「り、りひとくん」

「はいよくできましたー」

そんなことを言われたと思ったら


「はぁー月やっぱりかわいいな〜」

「!? お世辞は聞きたくない」

「お世辞じゃないよ?月ちゃん?」

「バカにするな!」


ぷーと怒っていると


「え、その顔誘ってる?」


なんて言われてしまいには...


「チューしたい」


え、えーーーーー!!!!

「や、だめ!」

「ケチ〜」


チェッて言いながら拗ねてるけども...


や、だってね?


普通に考えてみてよ?


付き合ってもないのにキスなんてする?


しないよね?



そんな自問自答をしていると



「この道右?」

と聞かれそうだよっと答えた



そんなこんなでいつの間にか家についた



「あ、家ここだから..」

「えー。バイバイしたくない〜」

いや、そー言われてもなぁ


「はいはい。じゃあね」


冷たくし過ぎたかな


とか考えていたら


「月!冷たい!泣くぞ!」


え、えぇーーー!?


ど、どうして泣くの...


にしても急に甘えてきたなぁ


「んー、そー言われても...」

「許さないぞ!いいのか!」


ガァキか!子どもじゃないんだから


「もー、めんどくさいな〜」

「月ひどい!泣く」

なんていったと思ったら

しゃがみながらうぇーんと嘘泣きを始めた



はぁ...


そして私はしゃがみ子どもをあやすように


「どうしたらいいの?」


と聞くと


ニヤッと笑うりひと



え、笑った...!?


次の瞬間



顔を覆っていた手を避けて






チュッ




え?





えぇーーー!?






まさか





「い、いぃ、いいいいま」


焦っている私にりひとは


「月が悪い」


そう言い舌をベーってと出した


あ、この人確信犯だ



「じゃ、月バイバイ」



と、彼は去っていった







私は家に入るとすぐ部屋に行き




ボフンっとベッドにダイブした






私は今日わかりました









好き