戻り、たいな。



前みたいに、笑い合える仲に。



誠哉。



あれ?



心の中で、桜花を思い出していたら、どうして誠哉の名前が。



………これはパンドラの箱だ。



絶対、開けてはいけない、分かってはいけないんだ。



これだけは。



そう思いながら、私は自室に戻った。



そして、眠りについた。