私1人しか居ないので、辺りはシーンとしている。



………。



髪をドライヤーの風で乾かし、目の前の鏡に写る自分を見る。



あれ?



私、いつから笑えて無いんだろ。



それに、何で涙が。



涙を拭い、考えてみる。



何で笑えてない?



何で涙が出てる?



…………。



考えなくても、分かるじゃ無いか。



私が泣く時。



私がおかしくなる時、必ず考えてたもの。



思い出してたもの。



それは、



「桜花」



誠哉に明日斗、大樹に一。



下っ端達。