龍輝「そうだ」



「そ、そんな」



足の力が抜ける。



「私が、抜けたから」



龍輝「でも、だからと言ってあの時、芹沢組や毒竜、悠木組に木ノ下組との抗戦をするべきだったとは

言えない。これは、仕方の無い事だったんだ」



仕方の無い、事。



誠「恵って、あの、桜花の姫ですか?」



龍輝「あぁ。アイツは元々苛められてたらしくてな、千代が拾ったんだ。だが、それが悪かったんだな」



………いや、あの時の事を悔やんではいけない。



過ぎてしまった事は、どうにもならないのだから。



「とにかく今は、桜花の情報ロックとかをやらないと」



とパソコンでロックしていく。



と、



白夜「そんな悠長な事してて良いの?」



「えっ?」



悠長な事?



これの何が。