黒龍は全員同時に頷いた。



龍輝「千代、原因は恵だ」



やっぱり。



龍輝「でも、千代のせいでもある」



!!



「な、何故」



私は大人しく手を引いた。



そしたら桜花には手を出さないと。



Σ(゚Д゚)



手を出さないとは言っていなかった。



潰さないと言っただけだ。



………確かに、私のせいだ。



「でも、あの時どうしたら」



龍輝「いや、千代のせいってのは言い過ぎた。でも、桜花はお前を裏切り者とは思っていない。

表ではどうであれ、心では恵が悪いと分かっている」



あの時、一が『千代、分かってるよ。千代が裏切り者じゃ無いって』と言ってくれた。



あれは、本心。