そして、



ギュウ



と抱き着いてきた。



有紗「これは」



陽翔「ダメだな」



うっ。



重なって仕方がない。



あの時、私は一を傷付けた。



そして、誠哉や明日斗に大樹も。



と、



奏は一瞬目を見開いたが、



奏「千代、ね?」



「うっ」



奏「一緒に学校行こ?」



全然違うのに。



「………分かった」



私は、腰に抱き着く奏を見下ろしながら言う。