白夜「じゃあ、組は誰が……!?」



とここで、黒龍と雷さんが私を目を見開いたまま見た。



千里「そう。千代は、次期組長で、若頭よ」



すると、全員信じられないとでも言いたげな顔をしてから、



誠哉「そんな」



白夜「普通、逆じゃ」



命「せや。それに、関係者や無いけど、千代はんよりもお兄さんの方がええんとちゃうん?」



蓮「そうだよ」



奏「何で」



と、独り言の様に言う黒龍一同と、



雷「千里さん、考え直した方が」



とお母さんに言う雷さん。



「では、また会いましょう」



と言って、私は歩き出した。



もう、私を呼び止める声は無かった。