身を引いた私 でも、、、

私は血が着いた手で目を拭い、



「いえ。ただ、あの人達を見ていると、そんなに必死に誰を、捜しているのかと思いまして」



と、さっきと同じように微笑みながら言う。



すると、



有紗「千代!」



と、走って来る足音。



2人?



てことは、



有紗「大丈夫?ゴメン、私さっき桜花の誠哉達が居たの見たんだけど、大丈夫かなって」



陽翔「ゴメン、俺も見はしたんだけど」



「ウウン。ただ、今は辞めときましょう」



と言って、後ろの黒龍や雷さんを横目で見る。



有紗、陽翔「うん」



と返事をすると、



有紗「手、見せて」



手?



「ん」



と手を出すと