『あっ、あそこにカフェあるから行かない?喉渇いちゃった!!』


私は隼人君の暗い顔を見てしまったから無理矢理話をずらすことしか出来なかった…


カランカランカランカラン…


ドアを開けるとそんな音が…


ゆっくりとした音楽が流れていてお客さんはほどほどにいる感じ、


定員さんが、
「2名様ですよね、
お好きな席にお座り下さい」
そう言ってカウンター席の方へ行ってしまった


私達は一番奥の窓際の席に腰を掛けた。


『「…」』


長い沈黙…


この空気が耐えられなくて私が言葉を発した、
『なんか飲む?』


「ん…?」


そう言いながらもメニューを見ている隼人君


さっきまで元気だったのに一気に暗くなった気がした。