考えれば考える程、頭は混乱するばかり。
あぁ、私って本当に非力だな。
出来ることも少ないけど、アドバイスすら思いつかない。
こんなんで良く占い師になろうなんて考えたもんだと、我ながら呆れる。
那月さんも最近はどこか落ち着かない様子だ。
きっと、優紀さんのことが気になってるんだと思う。
それから、またしばらくした頃、那月さんが私の前に大きな封筒を差しだした。
「……これは?」
「見てみろ。」
「は、はい。」
中に入っていた書類一枚目には、『橘伶佳に関する報告書』と書いてあった。
那月さん、伶佳さんのことを調べたんだ!
そうわかったら、急に興奮して、頭に血が上って来るのを感じた。
私は調査報告書を食い入るように目を通した。
優紀さんの言った通りだった。
伶佳さんは、既婚者なのに浮気をしていた。
しかも、相手は伶佳さんが結婚前に付き合ってた人。
これはまずいよねぇ…
相手の人はまだ独身で、二人の付き合いが復活したのはここ一年程のことだと書いてあった。
「那月さん、これ…」
那月さんは深く頷く。
「優紀さんに、これをお見せになるつもりですか?」
「あぁ、そのつもりだ。
いつまでのもやもやしているよりも、現実をはっきりと突き付けてやった方が、早く解決する。」
その『解決』っていうのは、もちろん離婚ってことだよね?
確かにその方が良いのかもしれないけど、やっぱりドキドキしてしまう。
離婚ってことになったら、周りに与える影響もいろいろ出て来ると思うし…
あぁ、私って本当に非力だな。
出来ることも少ないけど、アドバイスすら思いつかない。
こんなんで良く占い師になろうなんて考えたもんだと、我ながら呆れる。
那月さんも最近はどこか落ち着かない様子だ。
きっと、優紀さんのことが気になってるんだと思う。
それから、またしばらくした頃、那月さんが私の前に大きな封筒を差しだした。
「……これは?」
「見てみろ。」
「は、はい。」
中に入っていた書類一枚目には、『橘伶佳に関する報告書』と書いてあった。
那月さん、伶佳さんのことを調べたんだ!
そうわかったら、急に興奮して、頭に血が上って来るのを感じた。
私は調査報告書を食い入るように目を通した。
優紀さんの言った通りだった。
伶佳さんは、既婚者なのに浮気をしていた。
しかも、相手は伶佳さんが結婚前に付き合ってた人。
これはまずいよねぇ…
相手の人はまだ独身で、二人の付き合いが復活したのはここ一年程のことだと書いてあった。
「那月さん、これ…」
那月さんは深く頷く。
「優紀さんに、これをお見せになるつもりですか?」
「あぁ、そのつもりだ。
いつまでのもやもやしているよりも、現実をはっきりと突き付けてやった方が、早く解決する。」
その『解決』っていうのは、もちろん離婚ってことだよね?
確かにその方が良いのかもしれないけど、やっぱりドキドキしてしまう。
離婚ってことになったら、周りに与える影響もいろいろ出て来ると思うし…



