愛の物語






それから、担任との顔合わせとみんなの自己紹介、SHRをして解散となった。

「美愛、今日は倉庫に行くぞ。盟狐も後から来る。」

「うん。」

私たちはB組にいるジョンくんの元に向かう。

「ジョンくん、行こ。」

「うん。ほかのみんなはC組だよ。この学校は成績順にクラス分けがされるからね。」

ジョンくんは鞄を持って、私の隣に並んだ。

「美愛、ジョン、C組はまだSHRが終わってないみたいだ。」

先にC組の様子を見に行っていたお兄ちゃんが戻ってきた。

「じゃあ、終わるまで待ってよう。」

「いや、急ぎの用事があるから俺らだけで先に倉庫に行くぞ。」

「わかった。じゃあ裕輔くんにLINEしとくね。」

「ああ、頼んだ。」

私は鞄からスマホを取り出し、裕輔くんにLINEをした。

私たちはみんなより先に倉庫を出て、近くのコンビニにお昼ご飯を買いに行ってから倉庫に向かった。

「こんにちは、総長、姫、ジョンさん。早いですね。」

「陸のほうが早いだろ。」

「俺は高校行ってねぇっすから。」

「バイクいじってたのか?」

「はい。こないだ新しく買ったばかりなんすよ。」

「そうか。壊さないようにな。」

お兄ちゃんは笑ってそういいながら幹部専用の部屋に入っていった。

私たちもお兄ちゃんの後に続いて幹部室のドアを開けて中に入る。

「お兄ちゃん急ぎの用ってなんだったの?」

私がそう問いかけると、お兄ちゃんはパソコンを開いて

「もうすぐ抗争になるって言っただろ?そのハッキングだ。情報を得るのは早いほうがいいからな。」

「そっか。」

私はハッキングとかはよくわからないから、さっきコンビニで買ったご飯を机に並べて先にジョンくんと食べ始めた。