すると今度は凛が声を上げた。
「いいよー。おーたん、ぱぱ?」
首を傾げて尋ねる顔がたまらなく可愛い。
そんな凛を西条さんは左手で抱き上げて膝の上に乗せると、その背を抱えながら「ああ、凛と悠のパパだよ」と言い聞かせるように言った。
その言葉を聞いて凛は嬉しそうに「ぱぱー」と言って抱きついた。
それに倣って悠も抱きつき「パパ!」と言った。
2人をパパのいない子として産んだ。
愛情だけは他の家族に劣らなく注いできたけど、みんなとは違う我慢はたくさんさせてきたことは痛感している。
保育園のお友達や公園で遊んでいる子がパパと楽しそうにしている姿を見ても、じっと見つめているだけで「どうしてパパいないの?」と聞いてくることはなかった。
『パパ』に関することの不満は2人共言ったことがなかった。
そんな2人に私はきっと甘えていたんだ。
でも今、目の前の悠と凛を見れば分かる。
悠も凛も心からパパを求めていた。
こんなにも素直に西条さんに甘えてくれている。
それをしっかりと受け止めてくれている西条さん。
2人に抱きつかれた西条さんは嬉しそうに、片手で2人の背を抱き包んでいる。
3人の姿を見ていて頬に涙が流れたのを感じた時、今までしっかりと握られていた手が外されて、その大きな手が顔に寄せられて親指が涙を拭ってくれた。
いつの間にか西条さんの視線は私の瞳に向けられ、そして左頬がその手に包まれる。
そしてその眼差しは子供達に向けられた柔らかいものとは違って、愛を乞う男の強さも混じっていた。
「絵莉、結婚して下さい」
「西条さん」
「絵莉を愛してる。絵莉と悠と凛を必ず幸せにする。俺の家族になって欲しい」
なんて迷いなく言ってくれるのだろう。
嬉しい・・・。
今までだって本当に大切に幸せにしてくれたし、語り掛けるその言葉に嘘がないことはちゃんと分かる。
それでもいつも・・私でいいのかな?って思ってた。
けど言葉にしたことは無かった。
「西条さん・・。私でいいですか?西条さんにとって私では相応しくないっていつも思っていて・・・」
「絵莉がいい。絵莉じゃなければ俺は結婚しない。絵莉と結婚したいんだ」
そう言って頬にあった手を下ろして私の左腕を掴むと、その手に引き寄せられて子供達と同じように抱きしめられた。
この温かい腕の中に包まれたら、余計なことは考えられなくなる。
「はい。よろしくお願いします」
「ありがとう」
ささやく様な声と共に、おでこに優しいキスをくれた。
その瞬間、「またチュー!した!」「ちゅー!」って悠と凛が西条さんの腕の中で大騒ぎ。
私が何とか宥めようとすると、クスクス笑った西条さんが悠と凛のおでこにもキスをした。
「これでみんな同じだろ?」
その優しい声に2人も満足そうにニッコリ笑った。
「いいよー。おーたん、ぱぱ?」
首を傾げて尋ねる顔がたまらなく可愛い。
そんな凛を西条さんは左手で抱き上げて膝の上に乗せると、その背を抱えながら「ああ、凛と悠のパパだよ」と言い聞かせるように言った。
その言葉を聞いて凛は嬉しそうに「ぱぱー」と言って抱きついた。
それに倣って悠も抱きつき「パパ!」と言った。
2人をパパのいない子として産んだ。
愛情だけは他の家族に劣らなく注いできたけど、みんなとは違う我慢はたくさんさせてきたことは痛感している。
保育園のお友達や公園で遊んでいる子がパパと楽しそうにしている姿を見ても、じっと見つめているだけで「どうしてパパいないの?」と聞いてくることはなかった。
『パパ』に関することの不満は2人共言ったことがなかった。
そんな2人に私はきっと甘えていたんだ。
でも今、目の前の悠と凛を見れば分かる。
悠も凛も心からパパを求めていた。
こんなにも素直に西条さんに甘えてくれている。
それをしっかりと受け止めてくれている西条さん。
2人に抱きつかれた西条さんは嬉しそうに、片手で2人の背を抱き包んでいる。
3人の姿を見ていて頬に涙が流れたのを感じた時、今までしっかりと握られていた手が外されて、その大きな手が顔に寄せられて親指が涙を拭ってくれた。
いつの間にか西条さんの視線は私の瞳に向けられ、そして左頬がその手に包まれる。
そしてその眼差しは子供達に向けられた柔らかいものとは違って、愛を乞う男の強さも混じっていた。
「絵莉、結婚して下さい」
「西条さん」
「絵莉を愛してる。絵莉と悠と凛を必ず幸せにする。俺の家族になって欲しい」
なんて迷いなく言ってくれるのだろう。
嬉しい・・・。
今までだって本当に大切に幸せにしてくれたし、語り掛けるその言葉に嘘がないことはちゃんと分かる。
それでもいつも・・私でいいのかな?って思ってた。
けど言葉にしたことは無かった。
「西条さん・・。私でいいですか?西条さんにとって私では相応しくないっていつも思っていて・・・」
「絵莉がいい。絵莉じゃなければ俺は結婚しない。絵莉と結婚したいんだ」
そう言って頬にあった手を下ろして私の左腕を掴むと、その手に引き寄せられて子供達と同じように抱きしめられた。
この温かい腕の中に包まれたら、余計なことは考えられなくなる。
「はい。よろしくお願いします」
「ありがとう」
ささやく様な声と共に、おでこに優しいキスをくれた。
その瞬間、「またチュー!した!」「ちゅー!」って悠と凛が西条さんの腕の中で大騒ぎ。
私が何とか宥めようとすると、クスクス笑った西条さんが悠と凛のおでこにもキスをした。
「これでみんな同じだろ?」
その優しい声に2人も満足そうにニッコリ笑った。



