オオカミ社長は恋で乱れる

部屋に戻ると悠と凛が「ママー」と駆け寄って来た。

電話をしなければと思っていたけど、2人をお風呂に入れて寝かせないといけない。

時間はもう8時半になる。

悩んだ結果とりあえずお礼が先だと思いスマートフォンを手に取りかけてみた。

6・7とコール音が鳴っても出ない。

諦めて電話を切って、もうだいぶ前に沸いていたお風呂に子供達を連れて行った。

お風呂から出て麦茶を飲ませて順番に髪の毛を乾かしてあげると、先に乾かし終わった悠はソファーで横になり眠ってしまっている。

凛もドライヤーの風にあたりながらあくびをしている。

そうだよね、保育園の後自転車がないから歩いて帰ったし疲れたよね・・・。

先に凛を布団へ連れて行き布団をかけてあげ、その後悠を抱っこして凛の隣の布団に寝かせた。

凛ももう目を瞑り眠る寸前だ。

そして少しだけ寝室で2人のそばに居て、凛も寝たのを確認した後、隣のリビングに移動した。

ソファーに座ってスマートフォンを確認すると西条さんから再度着信があった。

9時以降は子供達が起きないようにおやすみモードにしている為、着信音が鳴らず気付かなかった。

「どうしよう」

折り返しの電話をもらったのに出られなかった事に焦りを感じる。
独り言を言いながらもとりあえずすぐにかけなおすことにした。