さよならの時まで、笑顔で

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先生に酷い現実を突きつけられているのに、何も思わない。





悲しいとか、辛いとか....。




そういうのじゃなくて、私がまず1番に思ったのはー。





ああ、やっぱりか。




っていう気持ち。





どこかでは、病気が進行しているんだってわかってた。




お薬が効かなくなってきたし、頭の痛みも前よりも酷くなった。




なにより、自分の身体のことだからー。





春まで生きられないのも、なんとなく気づいていた。





きっと、私の弟か妹には、会えないー。




ひーくんたちと一緒にいられる時間も、あと少しなんだねーー。



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