さよならの時まで、笑顔で

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なかなか休みもとれないけど、また来るから。


玲香、好きだよ。





目を開け、リビングに向かうために立ち上がると、ちょうどいいタイミングで、玲香のお母さんが入ってきた。




「輝琉くん、真海ちゃん、尚人くん」




玲香のお母さんは床に座り、白い封筒を1人ずつ渡してきた。




「これ、は?」



俺が、聞くと。



「玲香からの、手紙よ」




玲香、からの?


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