.
「アネモネって...お前...」
「ほんと、玲香は幸せもの、だね...っ」
ふたりともアネモネの花言葉を知っているから、そう思うのだろう。
俺は、玲香に視線も戻し、両手を胸の前で重ね、目を瞑る。
玲香、俺な?
あれから、たくさん勉強して医者になったんだ。
少しでも玲香と同じ病気の人たちを治したくて。
だけど、今の技術じゃ無理なんだ。
まだ数年しか働いてないけど、先生に見てもらえてよかったって、言ってくれる人たちがいるんだ。
玲香が俺にくれた、夢だよ。
ありがとう。
.
「アネモネって...お前...」
「ほんと、玲香は幸せもの、だね...っ」
ふたりともアネモネの花言葉を知っているから、そう思うのだろう。
俺は、玲香に視線も戻し、両手を胸の前で重ね、目を瞑る。
玲香、俺な?
あれから、たくさん勉強して医者になったんだ。
少しでも玲香と同じ病気の人たちを治したくて。
だけど、今の技術じゃ無理なんだ。
まだ数年しか働いてないけど、先生に見てもらえてよかったって、言ってくれる人たちがいるんだ。
玲香が俺にくれた、夢だよ。
ありがとう。
.


