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私は、近いうちに死んでしまうのにー。




ひーくんは、私の未来を信じてくれている。




―――愛おしいと、心が叫ぶ。




「ひーく...っ」




目が涙で霞んで何も見えないけれど、みんなを見て。




「あり、がと...っ」




そう言って、涙を拭うと。




みんなの大好きな笑顔が私に向けられた。

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