さよならの時まで、笑顔で

.


あ...っ!



ひーくんに聞きたいことがあるんだ!




「ひーくん」




「ん?」




「あのね。
私のメイド服のことなんだけどね...」




私がひーくんの顔をチラチラ見ながら言うと、ひーくんの眉がピクリと一瞬だけあがった。




「ん?」




.........気がした。




気のせいかな?




「私がメイド服を着なくなった、理由がね、ひーくんのせい、だって聞いて、なんでかなって...」




なぜか急にひーくんが怖くなり、だんだん声が小さくなる。




「ひーくん?」




別にひーくんが怒ってるとかじゃないんだけど....

なんでか怖く思う。

.