さよならの時まで、笑顔で

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ひーくんのせいで、私のメイド姿が見られない?




どういうことだろう?




私は、尚人の服の裾をクイクイと引っ張る。





「どうした?」




「なんでひーくんのせいで、私のメイド姿が見られないの?」




私も、メイド服を着たくなかったから、ちょうどよかったけど...。





「あー...。玲香は知らないんだった...。
輝琉に直接聞いた方がいいよ。
ね?真海。」




「うん、そっちの方がいいと思う。」


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