さよならの時まで、笑顔で

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「わかる。自分でも言うのもあれだけど、私、男装したらかっこいいと思う。」




少し自信気に言った真海。





「いや、自分で言うなよ」




「事実だし仕方ないじゃん?
それよりも、玲香のメイド姿、見たかったわ」





「わかるよ。俺も見たかった。」





「ぜったい可愛いよね、玲香のメイド姿」




「うん....お許しが出なかったからなー...」




「そうそう、輝琉のせいよね。」




「まあ、愛されてる証拠だよ」




「それもそうね」




真海と尚人が首を縦にふっている。




私は、2人が話している内容がよくわかっていない。


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