空の君に手をのばして

【九月二十七日






















優杏と初めて二人きりでデートをした行き先は優杏が行きたいと言った水族館。























子どもみたいにはしゃぐ優杏が可愛くて、俺はそれを見ているだけで楽しかった。























意識がなくなった時は本当に死ぬかと思って怖かった。























でも、優杏の声が聞こえて目を覚ますことが出来た。























優杏。俺、絶対に死なないから。






















約束した通り、この病気を治して優杏を旅行に連れて行くから。


























だから、俺を待って信じていて欲しい】