空の君に手をのばして

【九月二十日






















優杏たちの学校の文化祭に行った。























優杏のクラスの奴、良い奴らだな。






あ、俺のクラスメイトでもあるか。






















俺の周りにはこんなに良い奴がいたんだって思ったら、凄く嬉しかった。


























俺を見ても騒がない女子たちに違和感を覚えたけど、それは俺へのサプライズだったようだ。






















嬉しくて病院に帰った後、一人で泣いた。





















いや、もうみんなの前で泣いてしまっていたかもしれない。






















みんなが俺を支えてくれているんだと分かった。





















待っていろよ、みんな。


























絶対に病気を治して見せるからな!】






















文化祭の時、泣いていたね。























あの時初めて、颯斗の涙を見た気がする。