周りを見ると、何も無い真っ暗な世界だった。 「優杏!」 聞き慣れた愛おしい声。 颯斗? 颯斗! 差し出された手に、思い切り手を伸ばす。 でも、その手はどんどん遠ざかっていく。 颯斗…… 行かないで 颯斗!