空の君に手をのばして





『ごめんな、こんな遅い時間に。腹出して寝るなよ?』




「寝ないわよ!」





『あはは。じゃあ、お休み。また明日』




「お休み」






電話を切って、ベッドに寝転ぶ。







颯斗と出会って、早くも5年が経とうとしているけど、こんなにも不安になることなんてなかった。







胸の辺りがキューっと締め付けられているみたいで苦しい。