空の君に手をのばして





しばらくのコール音の後、電話口から小さな颯斗の声が聞こえてきた。







「颯斗?今どこにいるの?」







平静を装って、颯斗に聞いた。









もしかしたら寄り道してるだけかもしれないし。














「学校の近くなんだけど……道が分からなくて」







「え……と、とりあえずそっちに行くね!」






言ってる意味がよく分からなかったけど、とりあえず颯斗が今いる場所へ向かうことにした。