1時間後。 そろそろ帰ろうと思い、立ち上がった時ポケットに入れていた携帯が鳴った。 この学校は携帯を持ってくること自体禁止されているから、バレたら結構ヤバイ。 慌てて、先生が周りにいないことを確認し、携帯の画面を確認した。 画面を見ると、《颯斗のお母さん》の文字。 何だか緊張して、ドキドキしながら電話に出ると、お母さんは声を震わせながら言った。 『優杏ちゃん!颯斗まだ帰ってきてないの!どこにいるか分からない!?』