20分の休憩の後、すぐに後半戦が始まった。






みんなお昼ご飯は食べなかった。








というより、食べられなかった。






みんな、相手に勝つことで頭がいっぱいだから食べ物が喉を通らないらしい。









ボールの主導権を握ったのは、春馬だった。










春馬はボールを蹴りながら、パス出来る仲間を探してた。










ゴールまではかなりの距離があるから。










「春馬、こっちだ!」










部長が春馬に声をかける。










春馬はそれに気づくと、すかさず部長にパスを出した。











でも











「っ!」









相手校のキャプテンに邪魔されてボールを奪われてしまった。