絶対、好きになれない。

ちゅ、とまた唇に軽く触れると

「付き合おっか。」

といつもの無邪気な笑顔の東雲先輩。

わたしは、
付き合うとかそういうの初めてたまから、
はいって返事するだけでいいの?

「ま、もう拒否権なんてないけどね!」

ぺろっと舌を出して嬉しそうに笑う先輩。

「あと、彼氏のことは楓と呼んでください。敬語もやめてください。」

『かえで.... 』

「やば、やっぱり歯止めきかないかも。」

何度花火を無視してキスしただろう。
何度携帯の着信音に気づかずキスしただろう。