絶対、好きになれない。

もう、離れたくないもん。
わかっちゃったから、一緒にいたいもん。
いままでよりも、「もっと近く」で。

「それ、反則。」

両手でほおを挟まれて唇を合わせる。
ちゅ、ちゅ、と何度かのリップ音。
と思ったら、わたしの唇が食べられてる。

『ひゃ、しの、東雲先輩、はずかしいっ』

「あー我慢します、我慢します。コントロールモード。いや、もう雑念がすごくて。」

先輩がわたしのことを
すごく欲してくれてるのがわかって、
すごく嬉しい。

「それにさ、浴衣姿かわいすぎでしょ。俺、惚れてるのにさ、これ以上惚れたらどうしたらいいの?」

『先輩の浴衣姿も、かっこいいです。』

ちらりと見える胸元も、
すこし焼けた肌にきらめくネックレスも、
すごくセクシーでいい香りがする。

「ありがと。」

嬉しそうにはにかむ彼。