絶対、好きになれない。

「百合ちゃん.... 」

「先輩、俺が高峰もらっていいですよね。他にも女いるみたいですし。」

「は、何言ってんだよ、俺は百合ちゃーーー」

その先の言葉が出ない。

「大事な、友達.... 」

と静かに言うと先輩は不敵にも笑った。

「やっぱ無理だ!俺は百合ちゃんが好き。我慢して大人なふりしようとしたけど、やっぱダメなんだ。友達でいようって何度もおもったけど、どうしても可愛くて抱きしめたくてーーー」

それって、まだ、わたしのこと、
好きでいてくれてたってこと?

あの海の日の後に
わたしが大事にしたいって言ったから、
「友達として」って
ちゃんともと通りにしてくれてたのって

全部わたしのためだったの。

『先輩、ごめんな、さいーーー』

言えなくしたのはわたしだった。

「俺がごめんな。やっぱり自分の気持ちに嘘はつけない。会ったら、やっぱり好きだし。他の男と手繋いでるとこなんて、死んでも見たくなかった。」