いつもみたくにぎやかな1年C組。
ちょっと派手めな女子グループは、雑誌を広げて楽しそうにしてる。
他にもゲームをしたり、笑顔が絶えないクラスがうちのC組。
するとある女子に話しかけられた。
「空愛ちゃん!友達になってよ!」
…え⁉︎ウソっ⁉︎話しかけられちゃったよ。
あ、早く何か言わないと‼︎ 焦りながらもしっかりと応えた。
「うん!ありがとう!よろしくね」
精一杯の笑顔で言うと、「やったぁ!ウチ、橋本凜華ってゆーの♡よろしくね!」
そう言ってニコニコとはにかむ凜華ちゃんはテニス部。少し色黒で髪は明るめの茶髪。スタイルもよくて本当に可愛い。
「ねぇ、これからは毎日一緒だね‼︎」
…嬉しい。嬉しいよ。凜華ちゃん。ありがとう。 気づくと私は涙を流していた。
「え!ちょ、まってウチなんかした⁉︎」
慌てふためく凜華ちゃん。
あぁ。そんな姿さえ可愛い。んもー同性なのに惚れちゃいそうだよ。
「違うよ。嬉しくて。私自分に自信がなくて、人見知りで、輪の中に入るのが怖かったんだ…」 過去のことを思い出し、一つ一つ噛み締めるように話す。そんな私の話を優しい眼差しで聞いてくれる凜華ちゃん。すると凜華ちゃんが口を開いた。
「空愛?大丈夫。そんなの気にしない‼︎私ずっと一緒にいるから。」
今日はなんでこんなに嬉しい日なんだろう。
凜華ちゃんが天使にみえる。
私は力強くうなずき、「ありがとう!凜華ちゃんはすごいよ…」と言った。
私がダンス部に入ると言うと、
「うぇーっ⁉︎凄いよ空愛‼︎あれ、本川もダンス部じゃないっけ?」
も、本川くん…。
なんだか名前を聞いただけで苦しくなる。
やっぱり少しヘンだったんだと思う。
そんな私をみて急に凜華ちゃんがニヤニヤし出した。
「え、何⁉︎」ドキっとして思わず大声を出してしまう。 すると次の瞬間、凜華ちゃんが驚きの一言を放った。
「空愛〜。もしかして恋愛経験ないから気づいてないんでしょ?」
…ん?なんのことかなっ?とぼける私に凛とした声で凜華ちゃんは言った。
「ねぇ、空愛、それさ…恋だよ。」
そしてその日の夜。
凜華ちゃんの言葉が頭から離れない。
恋。こ、い、恋…?
私が本川くんに、恋⁉︎
いやいやいや、ないでしょ。
気のせいだよね。私、そうゆうの分かんないし。 何度も一人言で誤魔化す。
…ぁ。まただ。この感じ。胸の奥が、キューッとなって、苦しい。
ーーねぇ凜華ちゃん。
これが恋…なのかな?
本川くんのことを考えながら、私は深い眠りについた。
ちょっと派手めな女子グループは、雑誌を広げて楽しそうにしてる。
他にもゲームをしたり、笑顔が絶えないクラスがうちのC組。
するとある女子に話しかけられた。
「空愛ちゃん!友達になってよ!」
…え⁉︎ウソっ⁉︎話しかけられちゃったよ。
あ、早く何か言わないと‼︎ 焦りながらもしっかりと応えた。
「うん!ありがとう!よろしくね」
精一杯の笑顔で言うと、「やったぁ!ウチ、橋本凜華ってゆーの♡よろしくね!」
そう言ってニコニコとはにかむ凜華ちゃんはテニス部。少し色黒で髪は明るめの茶髪。スタイルもよくて本当に可愛い。
「ねぇ、これからは毎日一緒だね‼︎」
…嬉しい。嬉しいよ。凜華ちゃん。ありがとう。 気づくと私は涙を流していた。
「え!ちょ、まってウチなんかした⁉︎」
慌てふためく凜華ちゃん。
あぁ。そんな姿さえ可愛い。んもー同性なのに惚れちゃいそうだよ。
「違うよ。嬉しくて。私自分に自信がなくて、人見知りで、輪の中に入るのが怖かったんだ…」 過去のことを思い出し、一つ一つ噛み締めるように話す。そんな私の話を優しい眼差しで聞いてくれる凜華ちゃん。すると凜華ちゃんが口を開いた。
「空愛?大丈夫。そんなの気にしない‼︎私ずっと一緒にいるから。」
今日はなんでこんなに嬉しい日なんだろう。
凜華ちゃんが天使にみえる。
私は力強くうなずき、「ありがとう!凜華ちゃんはすごいよ…」と言った。
私がダンス部に入ると言うと、
「うぇーっ⁉︎凄いよ空愛‼︎あれ、本川もダンス部じゃないっけ?」
も、本川くん…。
なんだか名前を聞いただけで苦しくなる。
やっぱり少しヘンだったんだと思う。
そんな私をみて急に凜華ちゃんがニヤニヤし出した。
「え、何⁉︎」ドキっとして思わず大声を出してしまう。 すると次の瞬間、凜華ちゃんが驚きの一言を放った。
「空愛〜。もしかして恋愛経験ないから気づいてないんでしょ?」
…ん?なんのことかなっ?とぼける私に凛とした声で凜華ちゃんは言った。
「ねぇ、空愛、それさ…恋だよ。」
そしてその日の夜。
凜華ちゃんの言葉が頭から離れない。
恋。こ、い、恋…?
私が本川くんに、恋⁉︎
いやいやいや、ないでしょ。
気のせいだよね。私、そうゆうの分かんないし。 何度も一人言で誤魔化す。
…ぁ。まただ。この感じ。胸の奥が、キューッとなって、苦しい。
ーーねぇ凜華ちゃん。
これが恋…なのかな?
本川くんのことを考えながら、私は深い眠りについた。