君と、秘密共有中。

次の日の朝、麻衣子姉たちは朝食の後、仕事があるからと帰っていった。
麻衣子姉と友哉くんは月刊雑誌の編集者で、忙しいらしい。

私も自分の準備をして、玄関へと歩く。

「あれぇ、梨々花もう行くの?」

うつろな表情で櫻子ちゃんが私に声をかけてきた。寝起きらしい。

「うん。櫻子ちゃん今日仕事は?」

「今日は夕方にレッスンがあるだけなんだぁ。なんかやっとく?」

「あ、助かるー。じゃあ洗濯と皿洗いしといてくれないかなぁ?」

「りょ!いってら〜」

本当に大丈夫かなぁ、と思いつつ私は「行ってきます」と家をあとにした。