ピーンポーン
「はーいっ」
夕飯の支度が大体終わり、皿洗いをしていると、誰かやって来たようだ。
今の時間はだいたい六時だから、麻衣子姉かな…と思いながら玄関のドアを開ける。
「あ、梨々花。久しぶりー」
「麻衣子姉!どうぞ入って!」
ドアの向こうには、麻衣子姉、光莉ちゃん、麻衣子姉の旦那さんの友哉くんが立っていた。
「あーうー」
と光莉ちゃん。
「失礼します。梨々花ちゃん久しぶりだね」
と微笑む友哉くん。
「櫻子。あんたまだアイドルやってたんだね」
「あ、麻衣ちゃん♪相変わらず元気じゃ〜ん♪」
久しぶりの麻衣子姉に、櫻子ちゃんもご機嫌だ。
「もう暗いのにお邪魔してごめんね。今日泊まらせてもらえることってできる?」
友哉くんが少し申し訳なさそうに聞く。
こういう草食系な所が、麻衣子姉の母性本能をくすぐったのかなーと思う。
「どうぞどうぞ!」
「ありがとう」
「珍しくあんた達のためにご飯作ってあげたんだからね!わたしが!感謝してよぉ!」
いや…本当はほとんど私が作ったんだけどね。
まぁ、櫻子ちゃん頑張ってくれたからな。
「へぇ。凄いじゃない。珍しいね〜櫻子が…明日雨でも降りそう」
「ふふっ麻衣子姉。見て、このサラダ櫻子ちゃんが作ったんだよ?」
「え、これ…ぷふっ、ははは!なんでサラダに肉入ってんのぉ!?ハチミツも!」
「は、はぁ!?美味しそうじゃんっ!!」
「あはっ、ははは…お腹痛いわ〜…」
確かに、櫻子ちゃんがサラダに色々得体の知れない物を入れているのは分かっていたが…。
いくらハチミツが好きだからって。ね(笑)
「麻衣子、そこら辺で。そろそろご飯にしよう」
いつまでも笑っているのは失礼だ、と言わんばかりに友哉くんがそういった。
麻衣子姉は肩をすくめて「準備手伝うよ」と、キッチンへそそくさと行った。
「ごめんね櫻子。麻衣子、悪気は無いんだ」
「分かってるよぉ。それより、わたしの事は羽咲って呼んでって言ったのに。何年の付き合いよ〜」
「ははっ、ごめんごめん。本当櫻子って昔から変わんないな」
そう。友哉くんは麻衣子姉と小さい頃からの付き合いだったということは、麻衣子姉と双子の櫻子ちゃんも一緒にいたということで。
だから、友哉くんは櫻子ちゃんとも仲がいいんだ。
「おいしそー♡早く食べましょ」
おかずを持ってきた麻衣子姉が舌なめずりをしながら私たちへとたてかけてきた。
即興で準備し、みんなを席に座らせて手を合わせる。
「それでは!麻衣子姉の帰宅を祝って!」
「「「いただきまーすっ」」」
「はい、光莉は離乳食ね」
「あーひーちゃんあれいいー」
皿に盛られた肉を指差し、光莉ちゃんは言った。
「だーめっ。」
仲睦まじくて、思わず笑みがこぼれてしまう。
「本当、麻衣子ずるーいなぁーわたしも子供ほしーい」
麻衣子姉と光莉ちゃんを横目で見ながら、櫻子ちゃんは羨ましそうに嘆く。
「本当。あんな可愛い子ほしいよねえ」
そんな櫻子ちゃんも、微笑ましく二人を見つめていた。
その後はとても楽しく話をしたり、一緒にゲームをしたりして一日は終わった。
今日のことを、かいくんに話したいな。
眠る直前、真っ先にそう思った。
「はーいっ」
夕飯の支度が大体終わり、皿洗いをしていると、誰かやって来たようだ。
今の時間はだいたい六時だから、麻衣子姉かな…と思いながら玄関のドアを開ける。
「あ、梨々花。久しぶりー」
「麻衣子姉!どうぞ入って!」
ドアの向こうには、麻衣子姉、光莉ちゃん、麻衣子姉の旦那さんの友哉くんが立っていた。
「あーうー」
と光莉ちゃん。
「失礼します。梨々花ちゃん久しぶりだね」
と微笑む友哉くん。
「櫻子。あんたまだアイドルやってたんだね」
「あ、麻衣ちゃん♪相変わらず元気じゃ〜ん♪」
久しぶりの麻衣子姉に、櫻子ちゃんもご機嫌だ。
「もう暗いのにお邪魔してごめんね。今日泊まらせてもらえることってできる?」
友哉くんが少し申し訳なさそうに聞く。
こういう草食系な所が、麻衣子姉の母性本能をくすぐったのかなーと思う。
「どうぞどうぞ!」
「ありがとう」
「珍しくあんた達のためにご飯作ってあげたんだからね!わたしが!感謝してよぉ!」
いや…本当はほとんど私が作ったんだけどね。
まぁ、櫻子ちゃん頑張ってくれたからな。
「へぇ。凄いじゃない。珍しいね〜櫻子が…明日雨でも降りそう」
「ふふっ麻衣子姉。見て、このサラダ櫻子ちゃんが作ったんだよ?」
「え、これ…ぷふっ、ははは!なんでサラダに肉入ってんのぉ!?ハチミツも!」
「は、はぁ!?美味しそうじゃんっ!!」
「あはっ、ははは…お腹痛いわ〜…」
確かに、櫻子ちゃんがサラダに色々得体の知れない物を入れているのは分かっていたが…。
いくらハチミツが好きだからって。ね(笑)
「麻衣子、そこら辺で。そろそろご飯にしよう」
いつまでも笑っているのは失礼だ、と言わんばかりに友哉くんがそういった。
麻衣子姉は肩をすくめて「準備手伝うよ」と、キッチンへそそくさと行った。
「ごめんね櫻子。麻衣子、悪気は無いんだ」
「分かってるよぉ。それより、わたしの事は羽咲って呼んでって言ったのに。何年の付き合いよ〜」
「ははっ、ごめんごめん。本当櫻子って昔から変わんないな」
そう。友哉くんは麻衣子姉と小さい頃からの付き合いだったということは、麻衣子姉と双子の櫻子ちゃんも一緒にいたということで。
だから、友哉くんは櫻子ちゃんとも仲がいいんだ。
「おいしそー♡早く食べましょ」
おかずを持ってきた麻衣子姉が舌なめずりをしながら私たちへとたてかけてきた。
即興で準備し、みんなを席に座らせて手を合わせる。
「それでは!麻衣子姉の帰宅を祝って!」
「「「いただきまーすっ」」」
「はい、光莉は離乳食ね」
「あーひーちゃんあれいいー」
皿に盛られた肉を指差し、光莉ちゃんは言った。
「だーめっ。」
仲睦まじくて、思わず笑みがこぼれてしまう。
「本当、麻衣子ずるーいなぁーわたしも子供ほしーい」
麻衣子姉と光莉ちゃんを横目で見ながら、櫻子ちゃんは羨ましそうに嘆く。
「本当。あんな可愛い子ほしいよねえ」
そんな櫻子ちゃんも、微笑ましく二人を見つめていた。
その後はとても楽しく話をしたり、一緒にゲームをしたりして一日は終わった。
今日のことを、かいくんに話したいな。
眠る直前、真っ先にそう思った。