「…か、り…か。りりかっ、梨々花!」
…!
目を開けると、そこには不安げな顔で私を見下ろす友人の飛鳥ちゃんがいた。
気づくと、放課後になっていた。
「やっと起きたぁ。すっごい幸せそうに寝てたよ?」
くすくす笑うポニーテールの似合うこの可愛い子は、原田飛鳥ちゃんと言って、最近仲良くなった子だ。
「え、ホントに?いい夢見たっけか・・?」
「多分いい夢見てたよぉ!本当幸せそうだったもん!」
きゃははっ、と声を立てて笑った飛鳥ちゃん。すると「あっ、そう言えば」と、何かを思い出したようで、私をにんまりとした顔で見てきた。
「ね、放課後さ、カラオケいこーよっ」
「カラオケ…?」
カラオケって、かいくんも行くって言ってた…
「えー・・・どうしよっかなぁ。女子だけでしょ?」
「う…うんうんっ!絶対楽しいってー!ねー梨々花いこーよっ!」
飛鳥ちゃんは乗り気のようだ。
「…いいよ。私行ってみたい」
最近カラオケ行ってないから、息抜きで行こうかな。
「えっ!本当に!?やったぁぁ」
大袈裟に喜ぶ飛鳥ちゃんは、鼻歌を歌いながらスマホをいじり始めた。そしてわざとらしく「あ・・」といい私を見た。
「梨々花ごめん・・理系コースの男子いくっぽい・・」
「え…」
「しかも、イケメン多いらしいよ♪恋芽生えるかなぁ」
理系コース………!?
って、かいくんがいる…
なわけ、ない…よね?
かいくんと会っちゃうなんて…ないよね?
「あ、言っとくけど今からだから♡」
「え!?」
確かにもう放課後だけど…
ていうか、飛鳥ちゃん絶対それ狙ってたよね・・・!
私が男子苦手なの知ってて・・・・むーっ。
でも、かいくんに会うかもしれないと思うと、ドキドキが止まらなかった。
…!
目を開けると、そこには不安げな顔で私を見下ろす友人の飛鳥ちゃんがいた。
気づくと、放課後になっていた。
「やっと起きたぁ。すっごい幸せそうに寝てたよ?」
くすくす笑うポニーテールの似合うこの可愛い子は、原田飛鳥ちゃんと言って、最近仲良くなった子だ。
「え、ホントに?いい夢見たっけか・・?」
「多分いい夢見てたよぉ!本当幸せそうだったもん!」
きゃははっ、と声を立てて笑った飛鳥ちゃん。すると「あっ、そう言えば」と、何かを思い出したようで、私をにんまりとした顔で見てきた。
「ね、放課後さ、カラオケいこーよっ」
「カラオケ…?」
カラオケって、かいくんも行くって言ってた…
「えー・・・どうしよっかなぁ。女子だけでしょ?」
「う…うんうんっ!絶対楽しいってー!ねー梨々花いこーよっ!」
飛鳥ちゃんは乗り気のようだ。
「…いいよ。私行ってみたい」
最近カラオケ行ってないから、息抜きで行こうかな。
「えっ!本当に!?やったぁぁ」
大袈裟に喜ぶ飛鳥ちゃんは、鼻歌を歌いながらスマホをいじり始めた。そしてわざとらしく「あ・・」といい私を見た。
「梨々花ごめん・・理系コースの男子いくっぽい・・」
「え…」
「しかも、イケメン多いらしいよ♪恋芽生えるかなぁ」
理系コース………!?
って、かいくんがいる…
なわけ、ない…よね?
かいくんと会っちゃうなんて…ないよね?
「あ、言っとくけど今からだから♡」
「え!?」
確かにもう放課後だけど…
ていうか、飛鳥ちゃん絶対それ狙ってたよね・・・!
私が男子苦手なの知ってて・・・・むーっ。
でも、かいくんに会うかもしれないと思うと、ドキドキが止まらなかった。