3月、昨日中学校の卒業式を終えた私達は、今日合格発表を見に高校に来ています。

「緊張してきたー。」

「葵なら大丈夫だって!」

「ああぁ神様…。」

「海、そんなに祈らなくても。」

励ましてくれる茜と合格を祈る海と冷静な雪。

私達は幼稚園の頃から腐れ縁の幼なじみ。

高校に着いたのは発表予定時間の5分前。

「周りの人頭良さそう…。」

「大丈夫だって!」

私達はいわゆる進学校を選んだ。

雪と茜は余裕で偏差値超えてたし、私は夢の為に必死に勉強した。

海は一人になりたくないとかの理由で同じ高校を受けた。

海は慣れれば人一倍話すけど、若干人見知り。