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―そして日曜日。



あたしはいても立ってもいられなくて、桃子に連絡して翔太んちの近くまで来て、隠れて監視を行うことにした。



(…なーんか随分大掛かりなことになっちゃったなぁ…。でも、翔太んちに来れたことはラッキーかも!!…はぁ、いいなぁ桃子。翔太んちに誘われたんだから…)



…と、そんなことを考えていると、翔太んちの前にぞろぞろと人がやってきた。



―優歩たちだった。



男子たちはまだ来ていないみたいだ。



そしてよく見ると、その女子の中に桃子もいた。



やっぱり桃子は、真剣な表情だった。



(…けど…桃子、ホントに大丈夫かな?ついこの前まで男子の家に行くとかありえないって言ってたし…)



あたしは、徐々に不安が募り募ってきた。