「ごめーん!!…桃子、なんかいいことあった?」



「…え?別にー…ただ」



そう桃子は、1度子言葉を切ってから続けた。



「みずき、ちゃんと手紙書いて渡したのかなぁ…と思って!!」



その桃子の表情は、とても疑い深かった。



「なッ…ちゃんと渡したよッ」



「…マジ?ちゃんと渡せたんだぁ~…で、内容は?」



桃子の疑い深さは、さらに増していく。



「え~…そんなことまで聞くの~…。……ちゃんと告白は…したよ」



あたしは、桃子に変なことを言われる覚悟で言った。



「ふぅ~ん…そっか………って、え!?もう告ったの!?」



「…へッ!?…う、うん…」



桃子の表情が、あたしの言葉でたちまち変わった。