涼介さん、片瀬さんから離れなかった…


しかも嬉しそうだったじゃん…


私が何も言えないことをいいことに片瀬さんは涼介さんにさらに近づく。

そして、彼女が私を見る目は、勝ち誇った目をしていた。


私は、そんな二人の様子を見ていられなかったのでそのまま打合せの会議室に向かった。


涼介さんどうして…??

そんなことばかり考えていると私は、迷子になってしまった。

ここどこ…?

そうあたりをキョロキョロしていると声をかけられた。


「あのぉ、どうかしましたぁ?」

声をかけてきたのは、茶髪の短髪で少女漫画に出てきそうな高身長イケメンだった。