「結菜、これからは絶対に一人になるんじゃないよ。 俺がいないときは、愛音、一ノ瀬、孝輔のだれかと必ず一緒にいること。 わかった?」 と私をお姫様抱っこしたまま歩き、そう言った。 私はその時気づいていなかったんだ。 これが、愛梨さんが絡んでいることに… 私と涼介さんの仲が脅かされるなんて思ってもなかった。