「君があの、可愛らしい子だな、涼子」 「そうですね、崇介さん」 といって私のことを楽しみにしてくれていたみたいだった。 「じゃあ、婚約発表をはじめろ」 と成瀬社長がいったので周りにいた人たちが準備に取り掛かった。 少し不安になっている私だったが部長は 「結菜は何もしなくていい。 隣でいてくれるだけでいいから」 といったので信じることにした。