「部長がいいとおっしゃっていただけるなら、私はこの部屋に住ませていただきます。」 私がそういうと部長はすこし嬉しそうに笑った。 そして私の耳元で 「二人っきりになれるね」 とつぶやいて部屋を後にした。 これからの生活が大きく変わっていく序章に過ぎないと感じていた。