ガチャと玄関の扉が開く音がする。
「ただいま、結菜どうかしたか?
いつもなら玄関まで迎えにきてくれるのに」
とソファーに座ったままの私を見て不思議そうな顔をする涼介さん。
「あ、おかえりなさい。
すいません、なにも準備してなくて。
今からしますね。」
と勢いよく立ち上がった私のポケットから例のものが落ちてしまう。
ポトッ
「結菜、なにこれ?
もしかして…」
涼介さんの言いたいことがわかるので、私は恐る恐るうんと首を縦にふる。
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