そこからというもの、今まで詩音がしてきたことを本社の上層部の人間に話たり、接待の場を設けたりと


詩音と俺は休み返上で動いていた。

俺は寝るだけでいいならホテルで十分と思ったので、悠介が泊まっていたホテルにそのまま泊まることにする。

まあ、部屋もたまたま同じだったので、悠介のセフレに遭遇したところを結菜に見られてしまった時は焦った。

だって、バスローブ姿の彼女とホテルでいるなんて、することは決まっている。

不安にさせていたから、結菜にとっては余計にショックは大きかったと思う。

だからこそ、どうしたらいいかわからなかった。

普段ならすぐに結菜に会いに行ったりできたけど、電話も出てくれないとか初めてだったから自信が持てない。