「しかたないな。 結菜が準備できないからあっちで待ってる。」 と少し残念そうにキッチンを後にした。 その様子がなんだか捨てられた子犬見たいでさらに可愛らしいな思って頬が緩む。 私は切り替えて準備をし、涼介さんがいるリビングに料理を持って行った。 涼介さんは、おいしいおいしいっていって食べてくれて作ったかいがあった。